遺品整理は大きく2つあります
近年になりよく耳にするようになった遺品整理(いひんせいり)にはザックリ2つの意味があります。
似ているけど全く意味違う遺産整理(いさんせいり)は、別に投稿しましたのでそちらをご確認ください。
遺品整理の一つ目は、亡くなったご家族の住まい部屋を片付けることです。遺品整理といえば、通常は片付けの意味になります。
片付けはご遺族の方で行うことをおすすめしておりますが、自宅が遠方にあったり、労力に不安があるなどご事情により作業が難しい場合は片付け業者に依頼するとよいでしょう。
遺品整理の二つ目は、どうしていいか分からない遺品の行先を決めることです。
「どうしていいかわからない」とは、「捨てたくない」という意味です。相続した財産、形見として側に置いておく物、引き継いでこれからも使うものなど除き、どうしても片付ける(処分する)物が出てきますが、やはり「捨てたくない」「何か良い方法はないか」と思うのは当然です。寄付やリユース、リサイクルなどで誰かの役に立てて欲しいと願うご遺族の気持ちを尊重して、遺品の行先を決めるのがコチラです。
当社の遺品整理は、どちらの整理も実施しております。
遺品整理を依頼する前の確認事項
遺産整理は終わっていますか?
遺品整理(いひんせいり)を始めるときは遺産整理(いさんせいり)が終わっていることが大切です。遺品の所有者を確定する必要があるからです。
気持ちの整理はついていますか?
ご遺族の気持ちが「片付けること」に向いていることも大切です。まだ気持ちが片付けることに向いてないまま「物が無くなれば気持ちの整理もつく」とお考える方もいらっしゃいます。もちろん依頼があれば誠心誠意努めさせていただきますが、気持ちの向き方としては「気持ちの整理がついたので片付ける」の方が自然のように思います。
遺品整理の資格について
遺品整理に資格って必要なのかしら?
遺品整理に必要な資格はありません
これは誤解している方もいらっしゃいますが、遺品整理に資格は必要ありません。当社は「有っても無くても構わない」という考えです。むしろ、民間ビジネスの資格であるにもかかわらず、あたかも必須であるかのようなイメージ操作が過ぎてちょっと怖い感じがします。
遺産整理(いさんせいり)の場合は、相続か関わりますので行政書士、弁護士、信託銀行などに相談し、依頼内容によっては国家資格が必要です。
遺品整理、片付けの資格を探してみました。どこも「お客様の信用」を得る手段になると書かれています。お客様が業者探しをするとき、ホームページで簡単に探せる時代なのでこのような資格がビジネスになるのだと思います。資格ビジネス、協会ビジネスが儲かるとは聞きますが、、、多すぎる気がします。
- 遺品整理士 一般社団法人 遺品整理士認定協会
- 家財整理士 一般社団法人 日本お片付け協会
- 整理収納士・整理収納清掃(3S)コーディネーター 一般社団法人 日本整理収納協会
- 生前整理アドバイザー 一般社団法人 生前整理普及協会
- 整理収納アドバイザー 一般社団法人 ハウスキーピング協会
- ライフオーガナイザー 一般社団法人 日本ライフオーガナイザー協会
- ときめき片付けコンサルタント KonMari Media Japan 株式会社
- 収育士 一般社団法人 日本収納検定協会
- 親・子の片付けインストラクター 一般社団法人 親・子の片付け教育研究所
- 収納カウンセラー 一般社団法人 日本収納カウンセラー協会
- 飯田久恵式収納法
- 住空間収納プランナー 一般社団法人 日本収納プランナー協会
- 美しい暮らしの空間アドバイザー 一般社団法人 日本美しい暮らしの空間プロヂュース協会
- 幸せ収納インストラクター 一般社団法人 日本収納デザイン協会
- 整理収納インストラクター 日本インストラクター技術協会
- 家事セラピイスト 一般社団法人家事塾
- ホームステージャー 一般社団法人 日本ホームステージング協会
- 大人片付けインストラクター 一般社団法人 日本エグゼクティブプロモーター協会
- 片付け収納マイスター 一般社団法人 日本清掃収納協会
- 北欧式整理収納プランナー 一般社団法人 日本能力開発促進協会
- 美空間収納コンサルタント NPO法人住環境デザイン協会
(順位不動、敬称略)
遺品整理の資格について
遺品整理、片付けの資格は民間が作った仕組みです。これらの資格は、それ自体が(漢字検定のような)資格ビジネスになっています。例えば資格取得には、指定講習を受けて(講習料を払い)、受験し(受験料を払い)、合格すれば登録し(登録料を払い)、年会費、更新講習と費用がかかります。その対価としてお客様に安心してもらえるイメージ(資格)を手に入れることができるわけです。※資格取得、登録、維持の仕組みと費用は、それぞれの団体において異なります。
不用品の回収には古物商許可が必要です
当社の古物商許可:茨城県公安委員会 第401310000182号
ほとんどの業者は古物商許可を持っていますが、持っていない業者にはご注意ください。
ゴミの回収には一般廃棄物収集運搬許可が必要です
当社の場合、ゴミは許可業者と連携して行います。
不用品回収、片付け業者は一般的にこの許可を持っていませんが、許可を持っていれば良いという問題でもありません。例え許可がある業者でも、その許可は自治体ごとに必要なので隣町の作業になれば「許可のない事業者」になってしまいます。いろいろな市町村の許可を取ればいいのですが、この許可の取得は簡単ではありません。片付け現場ではゴミを搬出する際に許可事業者と連携して行うのが普通です。許可業者であっても、許可のない地域で作業する場合はその地域の許可事業者と連携してゴミを処分しています。
作業完了までの流れ
①お見積り
下見にうかがい、無料でお見積もりいたします。必要な時間は30分程度ですが、物量があるときはお時間がかかる場合がございます。
追加料金はいただきません
お見積もり時の内容に大きな変化が無ければ追加料金を請求することはありません。また、お約束通り片付け品を搬出し、現場に残していくようなこともありません。
何のために見積もりしたのかと言いたくなりますが、「想定よりゴミが多かった」などといい上乗せで追加請求するトラブルが報告されています。さらにひどい場合は、想定したトラックに載らなかったとして処分品を残していくこともあるようです。処分するなら別途費用がかかりますというトラブルです。当社ではこのような事は一切ございませんのでご安心ください。
買取り
下見のときに買取りできるものを査定いたします。当社は元々買取店をしておりましたので買取りは得意です。さらに「モノを活かす」ことから、海外リユースにも力を入れており、一般的には買取りが難しい物でも買い取れることが多くあります。買い取れない物もございますので予めご了承ください。
遠くにお住いの場合
下見から契約、遺品整理、お支払いまでを一度もお会いせずに実施した例もございます。ご事情に合わせて対応いたしますので、まずはお問い合わせください。
②ご契約、日時調整
作業内容や料金にご納得いただけましたら、作業日を調整させていただきます。
立ち合いは不要です
立ち合いが難しい場合は鍵をお預かりして作業いたします。鍵をお預かりできるのは、誰もお住まいではない空き家の場合に限らせていただきます。
③遺品整理
下見での打ち合わせに従い遺品を整理いたします。大切な品や貴重品を探し、お仏壇の魂抜き、遺品供養が必要な場合は予め見積もりでお申し付けください。整理後は簡易的な清掃を実施いたします。きれいにする場合には、ハウスクリーニングなどのオプションがございます。
主な作業
- ゴミの分別
- 可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ゴミの処分
- 資源の回収
- 家電リサイクル対象品目の処分手続き代行
- 自転車、バイク、自動車の処分手続き代行
- 不用品(リユース・リサイクル品)回収
- 簡易清掃
※ゴミは、一般廃棄物運搬収集許可事業者と連携して処分いたしますので予めご了承ください。
④オプション作業
別途費用がかかりますが、必要に応じて専門清掃のオプションをご用意しておりますのでお申し付けください。
- 消臭
- 害虫駆除
- ハウスクリーニング
⑤ご精算
作業完了後に、現金かお振込みでお支払いをお願いいたします。
※当社ではクレジットカードの対応をしておりません。
料金の目安
大切な品、貴重品を探しながら家財道具を片付ける場合の料金(目安)です。なお、物量やお部屋の状況により料金が変わることがございます。また、料金にオプションは含まれておりません。
間取り | 遺品整理 |
1K | 50,000円 |
2DK | 120,000円 |
3LDK | 250,000円 |