業者に頼まず自分で片付けるときのコツがあれば助かると思います。
こちらの記事は、専門業者の私がDIY片付けするならこうやる!という内容です。
参考になれば幸いです。
どこまで片付けるかハッキリ決める
まず初めに片付ける範囲、物をハッキリ決めることです。
最初にハッキリさせておくことが大切です。
ハッキリ決めて家の中を見ると、いろいろな物に気が付きます。
- 完全に空っぽにする。
- カーテンレールも外す。
- カーテンは残す。
- 庭のブロックは?
- 壁の打ち込みフックは?
- エアコンは取り外す?
- などなど
家の中だけではありません、外回りはどうですか?
プランター、ガーデン小物などありませんか。
何があるかをよく見る
最初に取り組むのはよく見ることです。
この時リストアップする(何があるかを紙に書く)必要はありません。ただひたすら家中の物を隅から隅まで見ることが大切です。
扉を開けてのぞき込めばOK!
奥の物を引っ張り出す必要はありません。
下駄箱は据え付けですか?
それとも据え置きですか?
おすすめするのは、まずは全体を一回見て回ります。片付ける目線で全体を見ることで、全体の作業量を肌で感じることができます。このとき細かいことが気になるかもしれませんが、とにかく全て通して一回見てまわります。
もし時間があれば2,3周することもおすすめです。気になる物をよく見たり、気にならなくなったり、気持ちの整理も付けることができます。
捨てない物を抜き出す
まず最初にすることは捨てない物を抜き出す(搬出する)ことです。
捨てない物とは、貴重品、思い出の品、自分で使う物、友達にあげる物などです。
この作業が済めば、残った物は不用品です。
手戻りが無いように丁寧に確認して抜き出します。
不用品を処分する
必要な物を全て搬出し終えたら、残った物を処分することに集中できます。
ここからは、できるだけ作業を軽減し、かつ費用をかけないように ということがポイントになります。
そこで
① 不用品を売却して節約
② 不用品を少しでも減らして(売って)ゴミ処分の作業、費用を軽減
という方法が有効になります。
不用品を売却する(自分で売却する)
代表的な方法は、メルカリ、ヤフオク!などに出品する方法です。
メリットは、不用品が高く売れる可能性が高いことです。デメリットは、手間(写真撮影、出品、問い合わせ対応、出荷など)がかかることです。
手間がかかるこの方法はお勧めしていません。
もし取り組む場合は、出品は後回しにしましょう。どうしても自分で出品したい物は前もって搬出するか、場所を決めて一か所にまとめます。片付けを最優先に進めることをわすれないように作業しましょう。
出品を後回しにするにしても、手間と時間はかかります。特に物が多い場合は、業者に買取依頼した方がメリットが多いと思います。
不用品を売却する(業者に買取依頼する)
いわゆる出張買取りします。
メリットは、搬出を業者がやってくれること、すぐに現金化できることです。デメリットは、業者選びが難しいことです。
出張買取の業者は、無店舗の業者がお勧めな理由
買取りの依頼は、無店舗の出張買取をお勧めします。実店舗があるリサイクルショップなどの場合、店舗の在庫具合や得意・不得意で偏りがあります。買取り不可や価格が安くなるという意味です。無店舗の場合はジャンルに偏りがないのが普通です。後の作業(ゴミ処理)を少しでも軽減するために、多くを買い取りしてもらうことを優先しましょう。一つ一つの買取金額に執着せず、全体のスケールメリットを考えれば何でも扱う出張買取店で一度に終わらせる方が得策です。
DIY片付けの現場に買取りに行くと、一点ずつの買取価格に執着している方にお会いすることがあります。お客様のご苦労が理解できるので少しでも協力したいと思うのですが、そのようなお客様から一括でお願いされることはないため頑張りようがなくなることがほとんどです。プロの出張買取店として本当に「もったいない」と思うことの一つです。
ゴミを処分する
買い取りが終わったら、家の中に残された物は全てゴミのはずです。
市町村のゴミ分別ルールに従ってゴミを出せば完了です。
粗大ゴミは、おそらく有料戸別回収(有料で家の前まで粗大ゴミを取りに来てもらえる)が便利です。
ゴミだけ業者に依頼する方法もありますが、かなり高額になります。