多くの方にとって住まいのお片付けは初めての経験です。引越しやリフォームなどの経験はあっても一軒丸ごと片付けることはそう多くありません。ここでは、住まいの片付けを業者に頼む場合に便利な情報として、相場観や業者の特徴などをご紹介します。
※なお、こちらの記載事項はあくまでも当社が考える傾向であり、絶対的なものではございません。気になる業者があれば電話をして雰囲気を確認することが何よりも大切です。
片付け料金の計算方法
料金の計算方法は、一般的に次のようになります。
- 不用品の量（㎥）で計算する
- 部屋の大きさで計算する
- トラックの台数で計算する
- 作業量で計算する
- 特に計算方法を明示しない
※「計算方法の明示しない」は、全て（量、部屋の大きさ、トラック、作業量など）を考えている場合です。
なお、計算方法による料金差はないと思ってよろしいかと思います。どの計算方法でも、全ての要素を考えて単価は決められているからです。
当社の料金計算方法
当社は作業量をメインにして、いろいろな要素を勘案して料金を決定しています。
料金計算で大切にしているのは、よく下見をすること、料金が過大にならないことです。
当社の場合、相見積もりしないお客様が多いので、よく下見して正当な料金計算になるようにしています。
一般的な片付け相場を知りたい
一般的な片付け相場は、一言ではむつかしいのですが、あえて言えばザックリ８～１０万円／部屋です。
これはお客様からの情報や、同業者様との情報交換から得た現場の声です。別の言い方をすれば、それで予算を組んでおけばいいかな、という目安とお考え下さい。
当社の片付け料金
総額はかなり安くなるケースが多く、それは当社ならではの工夫理由があるからです。
特に安くなりやすいのは、不用品が多くあるご依頼です。
- 生活したまま空き家になった家
- 古い物がそのまま残されてホコリだらけ
- 何から手を付けていいのかわからない
- 高価な物があるかもしれないので業者任せは不安
- 汚部屋（買取りが豊富なケース）
このようなご依頼こそ当社が得意とし、お客様に選ばれています。
料金に自信がある理由は、次の通りです。
- 他社ではゴミ（不用品）として回収されるような物を買取りしている
- 買取り品を増やすために丁寧に仕分けする
- 不用品を正当に評価するために買取りは仕分け後に行う
- 高価な物をかすめ取らない仕組みがある
また当社の特徴として、相見積もりしないお客様が多いことがあります。
そのため下見を丁寧に実施して、正当な料金提示を心がけています。
相場は「引越し」でもイメージできます。
いわゆる「らくらく引越し便」といった＜梱包→搬出→搬入→開梱＞まで行う大手の引越し屋さんの料金とザックリと似た感じになります。
追加請求の実情
恥ずかしいことですが、この業者は追加請求が多いようです。
業者選びの際はぜひお気を付けください。明らかに安い料金をチラつかせている業者は要注意です。
当社は一度もお客様に追加請求したことがありません。
当社では、次のことに気を付けています。
- お客様とのコミュニケーションを大切にする
- 下見は丁寧にじっくり行う
- お客様の心配事を隠さずに話してもらう
- 料金が高くなる要素があればハッキリお客様に伝える
どんな業者があるの？
片付け事業に参入している業者は、主に「片付け業者」、「不用品回収業者」、「一般廃棄物運搬収集業者」、「家屋解体業者」、「リサイクルショップ」、「便利屋」などがあります。それぞれ特徴がありますので、業者選定のときはどの業者なのかを確認するとよろしいと思います。
片付け業者
当社はこの片付け業者です。
片付けを頼む業者で代表的な業者です。
良心的な業者であれば、法を守り、法外な料金を請求することがありません。
残念ですが悪意のある業者も少なからずはびこっています。
大切な物、高価な物の捜索を頼んだけれど、探す様子もなく大人数であっという間に回収されて・・・後日「何もなかった」の一言で終わり。営業マンの「誠心誠意きちんと探します！」の言葉を信じて、自分ではサッと見た程度だったのに・・・
一軒家の片付けではいろいろな物が見つかりますが、それを狙って「宝探し」する業者はたくさんいます。良心的な業者はお客様に寄り添い、お客様の財産を漁る（あさる）ようなことはしません。回収する片付け品は丁寧に売却して高価買取を目指すのはプロとして当然です。
残念な片付け業者のよくある特徴は、あり得ない料金設定です。「早い」、「安い」、「何でもやる」をウリに派手な広告展開をしているパターンは要注意、そのような売り文句があったときはご注意ください。
不用品回収業者
不用品回収業者は、あくまでも「回収」を生業としています。
お客様の不用品を持って行くスタイルです。よくある軽自動車載せ放題やトラック載せ放題といった「載せ放題パック」を展開しているのが不用品回収業者の特徴です。
不用品回収業者は、なるべく買取りしないようにしてきます。買取りをせず、ゴミ扱いするので回収代金がかさみます。いろいろな物がある片付けにはあまりお勧めいたしません。
一般廃棄物収集運搬業者
こちらは、処分する物を全てゴミとして処分する場合に依頼します。
もちろん買い取りもありません。
高額になりやすくリユース・リサイクルもありません。
リサイクルショップ
リサイクルショップは、あくまでもショップです。少量の持ち込み買い取りをしたい場合などにとても便利です。
便利屋
なんでも対応してくれる便利屋さんですが、大手FCチェーンもあれば、小規模事業者、一人親方の個人事業主も多いと思います。
大手FCは、チラシ広告やネット展開で多額の広告費を使います。特徴は、片付けだけではなく何でもやるスタイルです。料金は企業規模が大きくなるほど料金は高く、小規模なほど安い傾向にあります。企業などの規模が大きい依頼には向いていますが、個人宅の片付けには不向きです。
小規模な便利屋さんの何でも引き受けるスタイルは好印象です。しかし片付けは気を付けなければならない法律も多く、順法性の配慮など気になります。
不動産屋の紹介
不動産会社に相談すると、不動産屋さんが依頼を受けてくれる場合や業者を紹介してくれる場合があります。
住まいの片付けですから、不動産がらみで、不動産会社から業者を紹介してもらうのは自然な流れです。よい業者を知っている場合もあります。
家屋の解体業者
家屋を解体のときは、解体とセットで片付けもお願いすることが多いと思います。見積もりに「片付け代」として記載がなくても、家財が残っていれば片付け代は加算されています。当サイトでは、作業は専門業者に直接依頼することをおすすめしています。なので解体は解体屋さんへ、片付けは片付け屋さんへ頼むことが理想です。
別々に頼むと面倒なようですが、業者さん同士よくわかっているので、「作業はそれぞれ別に依頼する」と言えば何ら問題ありません。
業者に問い合わせる前の確認事項
所有権は誰にあるか
片付けを依頼するには、あなたに決定権（所有権）があることが前提となります。
もし相続などの問題がある場合には、それを解決してからになります。
急いでいる場合
とにかく急ぐ事情がある場合は、次々に問い合わせしましょう。問い合わせの際は、まず急ぐ案件であることを伝えましょう。大きな目につきやすい業者より、小さな業者の方が予定が合うこともあります。
ネットで上表示される業者は特急対応を明記している場合がります。特急対応はすぐ作業してもらえるイメージがありますが、どちらかと言えば作業が１日で終わるという意味が多いです。作業が１日で終わるのは助かりますが、実際の作業日は２週間程度の予約待ちになることが多いです。
片付けの期間
片付け作業ができる期間は明確にしておきましょう。様子を見るための問い合わせでも、例えば「作業期間は２週間」というように設定しておきましょう。多くの業者は、自分に都合が良いトークをします。流されず、親身に相談できるところを探すためにも設定は具体的な方がいいでしょう。
よい業者が見つかりますように！
最後までお読みいただきありがとうございます。
いろいろ書いていますが、どこに依頼するにしても業者の人柄（社風）が大切だと思います。
本当の意味でよい業者に出会えれば、後悔のない笑顔の結果が得られるはずです。
良い業者と出会えますよう！
