実録!現場から

トータルでお得なご提案とは?

今日、事務所待機中にお問い合わせの電話をいただきました。

聞けば、「使い古したセミダブルベッドを処分したい」とのこと。

こういうことでした。

  • ベッドを搬出するのが大変。
  • 大きいのでクリーンセンターまで運搬できない。
  • 市の粗大ごみ回収の仕組みがよくわからない。
  • 使い込まれているのでリユースできる物ではない。

ポイント

最初のポイントは、「使い込まれているのでリユースできないベッド」という情報でした。お客様のイメージとは違い、リユースできる中古品も多いので、「本当に廃棄するしかないのか?」を電話でヒアリングしました。残念ながら、問い合わせのベッドは明らかにリユース不可と判明したので、廃棄を前提にお話しを進めました。

今回のベッドは、本体の傷、ダメージが大きく、マットレスのシミも多い物でしたので、「廃棄する方法」をご提案することにしました。

 

「廃棄する」と決まりました。「では回収に伺います」と言えばいいことですが、ベッドだけのためにトラックを出動すれば割高になります。そこで割安になる方法をご案内いたしました。

  • ベッドだけの回収を業者に頼むと割高(1万円~)になること。
  • 市の有料戸別回収を使えば家の前まで取りに来てくれること。
  • 有料戸別回収なら1200円程度で済むこと。
  • つくば市の有料戸別回収の問い合わせ電話番号

すると、お客様が怪訝(けげん)な様子になっているのが電話越しでも分かりました。

(お客様の様子が明らかにおかしい・・・)

そこで「どうかされましたか?」とお尋ねすると、

「商売にもならないことをどうして教えてくれるの?一銭にもならないのに、困惑してるんです。」

とおっしゃるではありませんか!

ポイント

どうやらお客様は「1万円以上でも回収をお願いするしかない」と思ったにもかかわらず、千円程度で済む方法(しかも、業者の手は借りなくても良い方法)を案内した私に違和感を感じたようでした。

 

困惑している客様に「一番スッキリする作戦を一緒に考えましょう!」と次のご提案をしました。

① お客さまに市の有料戸別回収に申し込んでいただく。

② もしベッドを家の前出せないならばお手伝いをする。

③ ベッドを家の前に出すだけならとても安く済む。

 

その結果つくば市の有料戸別回収に問い合わせいただきました。

 

暫くして、有料戸別回収に申し込みをしたお客様からお電話がありました。

大変恐縮した口調でお話しいただきました。

  • 申し込みは無事済んだこと
  • 家の前に搬出するだけなら、「どうにかなるので自分でやる」とご主人に言われたこと
  • いろいろアドバイス貰ったのに今回はお願いしないこと

「それは良かった!」と私は今後のお問い合わせをお願いして電話を切りました。

 

当社が大切にしている事

当社は、トータルで最も良い結果を出すようにしています。

まず、お客様が一番「良かった」と思うことを。

次に、地域社会に貢献できることを。

最後に、当社のこと。

 

最善の方法はお客様によって違います。

今回は、いろいろお話しすると「できれば自分でやりたいけれど、よく分からないから回収業者に頼む」という感じでした。そこでご自身でベッドを廃棄する具体的な方法を説明し、出来ないことだけ手伝うご案内をしました。

ポイント

本来、お客様から「ベッドを処分したい」と問い合わせがあれば料金案内をすればいいことです。しかし私はすぐに料金を案内することはしません。まず確認することは「プロの視点で、リユース・リサイクルできるのか」ということです。

もし、リユース・リサイクルできるならば、

  • お客様にとって安く済む!(買い取りもありえる!)
  • 地域社会にとってゴミが減る!
  • 当社にとってやりがい・貢献度がUPする!

と、三拍子揃っただれも損しない最善の方法になります。

 

高いお金を払い回収する方法は、お客様にとって最終手段のはずです。多くの回収業者は他の手段があっても知らんぷりです。リユース・リサイクルできる物をゴミとして回収できれば、業者の儲けが増えるからです。そんな業者との取引は、社会問題の悪循環にもなっています。

・ お客様にとって処分料金が高くなる。

・ 地域社会にとってゴミが増える(不法投棄、違法処分の可能性も!)

・ 業者は高い処分料で儲かる(不法投棄すればもっと儲かる!)

 

みんなが笑顔になるのか、業者が儲かり不法投棄の元を増やすような事になるのかは、プロであるはずの業者の対応にかかっています。

今回のケースでは当社の出番はありませんでしたが、お客様は安くあがり、つくば市の粗大ごみ回収なので不法投棄にもつながりません。当社は最も大切なモノを得ました。『新しいお客様と繋がり』です。

繰り返しになりますが、

まず、お客様が一番「良かった」と思うことを。

次に、地域社会に貢献できることを。

最後に、当社のこと。

このように考えています。

 

(※)このような案内はお客様とコミュニケーションを取った上で行います。

例えば、お客様のご依頼内容に疑問がない場合にはご案内しておりません。

ご事情により回収が必要な場合は喜んでお引き受けいたします!!!

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