片付け業界で言う「宝探し」とは、
片付け品から現金や貴金属を物色することです。
お客様から「現金や貴金属なんてないから」と言われることがあります。ご謙遜だとは思うのですがその度に胸が痛みます。
空き家の片づけは、ご両親とは何年も離れて暮らしていた方のご実家であることも多いです。ご遺族でも貴重品の置き場所をご存じないことが多いです。また、へそくりや紛失したアクセサリーのことを忘れる人は案外多いものです。
- 失くしたのは家の中のはず… なのに紛失した指輪
- へそくりの置き場所を忘れた
- へそくりしたことも忘れている
- 紛失した訳ではないから、と家具の裏に落ちたものを放置していた
新築されてから全ての家財を片付けるようになるまでの長い月日にはいろいろなことが起こっていたはずです。誰にも気づかれない品物が眠っている空き家は「タイムカプセル」のようなものです。
「高価な物は残ってないと思っているお客様」VS「何があるか分からないタイムカプセル」
この両者のギャップを悪用したのが「宝探し」です。
最近は、片付け時の不要品を買取るスタイルが流行りです。買取査定の分だけ料金が安くなります。とても嬉しいサービスですが、へそくり現金や貴金属は査定してもらえません。なぜなら、残された貴重品は分かりにくい場所にあるからです(分かりやすい所にある貴重品はあらかじめお客様が回収しています)。買取査定は見える所だけを評価するにすぎず、見えないモノは査定できません。
表面的な部分しか見えないにもかかわらず「全ての不用品」として買い取ります。例え、引出の中や家具の裏などに貴重品が隠されていたとしても一斉に運び出されます。一般的に、一度搬出された物が手元に戻ることはありません。
当社では、お客様が安心して任せられる片付けを実施いたします。そのため業界でごく当然に行われている宝探しの実情を公開しました。また、仕分け作業をできるだけお客様に見ていただけるようにしています。
※全ての業者が「宝探し」をしているわけではありませんので誤解のないようお願いいたします。