片付け業者の裏話し

へそくりや貴金属が出てこないって本当!?

へそくり現金や貴金属が出てこない!?

業者に片付けを依頼すると貴重品が出てこないことが多い理由、ご存じですか?

貴重品の置き場所がわかりやすければ、片付ける前に回収しているはずです。

ところが、へそくり現金や高価なアクセサリー類を<他人にわからない場所>に隠す人は案外多くいらっしゃいます。

隠したこと自体を忘れてしまうパターンもあるようです。

 

空き家はタイムカプセルだ!

片付けをするときは、家の中は不用品だけにします。大切な物、形見、貴重品などを持ち出した残りが不用品です。業者が回収すると困るものが残らないように、丁寧に調べるお客様が多いです。遺産相続の段階で貴重品は捜索済みとのことで、捜索は簡単に済ませる方もいらっしゃいます。

こうして不要な物だけが残された家屋に片付け業者が入るのですが、その家の中はタイムカプセルのようです。何年も人が住んでいなければ、その時から時間が止っています。タンス家具を撤去すれば、その裏からは取れなくてあきらめたモノが出てきます。「間違いなく家の中にあるはずなのに」紛失した指輪が家具の下から出てきたりします。家の至る所にタイムカプセルはあります。

  • 家具の下裏
  • タンスの引き出しを取り出した奥
  • 天袋の奥
  • 絨毯、畳の下
  • 古いお菓子の缶
  • 着物と着物の間
  • 本の隙間

新築されてから年十年も経過した家には、いろいろな経緯で物が置き去りにされています。

 

最近の片付け業者は買取査定があるけれど…

片付け業者に問い合わせをすると、下見に来て見積もりを出してくれます。その時に買取査定をして査定金額分だけ料金が安くなります。大変良いサービスですが、へそくり現金や貴金属が無視されます。査定対象となるのは見えるモノだけです。本当に価値があるモノは見えない所に隠してあるので、査定評価には入らないのです。

へそくり現金や貴金属が買取査定にはいらなくても、現品が見つかれば手元に戻ってくると思っていませんか?

あらかじめ貴重品を探したお客様は、残る不用品に価値を感じていません。万が一業者が貴重品を見つけたら「返してくれる」と漠然と思っているのではないでしょうか。現実は、業者が搬出した物品を返すことはありません。なぜなら、それらは「不用品として買い取った」からです。

エピソード

下見はどの位時間がかかるのでしょうか?

ある業者のサイトは(下見で買取査定をして)買取価格の分だけ料金が安くなると大々的にアピールしています。下見に必要な時間は約10分なのでお気軽に、とあります。一軒家の家財の買取査定も含めて、料金下見が10分で終わるとは驚きです。

その場で査定するパターンでも、写真を撮影していくパターンでも表面的なことだけですから、形だけの査定であることに変わりありません。

タイムカプセルには貴重品があることを知る業者

しばしば、お客様の意に反して、空き家(タイムカプセル)から貴重品が見つかることを業者は知っています。

タイムカプセルにあるかもしれない貴重品 VS 不用品に興味がないお客様

このギャップを利用してお客様の貴重品をかすめ取る手法は「宝探し」と呼ばれています

<宝探しの方法>

  • 買取では表面的な事だけを査定する。
  • 不用品と称して根こそぎ回収する。
  • 立ち合いなし大歓迎!持ち去る所を見られない方がやりやすい。
  • お急ぎ希望大歓迎!一日でササっと終わらせたい。
  • お宝発見もお客様には知らせない、返さない。

お客様側から見れば、「ゴミも不用品も全部持って行ってくれてスッキリ片付いた!しかも買い取りもしてくれた!」とお喜びの様子です。業者は、何も警戒されずタイムカプセルごと一斉回収できたとウキウキしています。回収されたモノは片付け業者により仕分けされ、売れるものは売却し、ゴミは廃棄します。この仕分け過程で現金や貴金属などを探すわけです。

現金や貴金属は、価値の大小はありますが、何らかは出てくることが多いです。それらの貴重品がお客様の手元に戻ることはほとんどありません。それらは不用品として回収したモノなので、他のモノと同様に売却して業者の利益となります。

 

良心的な業者は探せば見つかります

お客様が意図せず不用品としてしまった貴重品は、お客様に返還する誠実な業者もあります。「宝探し」の実態を踏まえた上で、業者と話しをすれば、その業者の本質が見えてきます。ぜひ、念頭に置いた上で良い片付け業者を見つけていただけたら幸いです!

当社では、宝探しをストップするために、いろいろな工夫をしています。お気軽にお問い合わせください。

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