一般的に「遺品整理の資格」と思われているもの全ては、民間企業が主導している協会ビジネスの称号にすぎません。
取り組み自体は良いことのはずですが、実態は大きく違います。
悪しき習慣に染まった業界は、称号を上手く利用して(イメージ操作して)お客様を囲い込みを図っているだけです。
クリーンではありません。
私は片付け業者として、真摯に、丁寧に、根気強く、真心で作業することが大切だと確信しています。
もし本当に遺品整理に資格が必要なら、30以上ある協会組織が手を取り国家資格になるようにすべきです。
この記事がお客様の誤解を解き、良い業者に出会うきっかけになれば幸いです。
遺品整理に必要な資格はありません
いわゆる遺品整理の資格の正体は 民間会社が作った認定システム です。
私が知っているだけでも遺品整理の資格は30以上あります。
それぞれの団体が商標登録した称号(資格名、例えば遺○整理士、遺○整理労務士など)を保有しています。
(※登録商標されているので称号名を書くことも出来ません)
お金を払って勉強して、試験を受けて合格すればその称号がもらえます。
資格がないと遺品整理できないと聞きました
「資格がないと遺品整理の業務はできない」はウソです。
「資格がないと遺品整理できない」と明言する団体はありません。
なぜなら事実ではない(詐欺になる)からです。
ウソは言いませんがイメージ操作をしています。
「遺○整理士だから安心」「資格がないと悪徳」というなイメージ操作です。
必要ではない資格を取得するより大切なことがある
遺品整理の称号(資格)を掲げて、「遺品整理の料金は高くなる」と明言している業者がいます。
お客様をダマして儲けるならそうなるのかもしれません。
もし本気で明言しているなら勉強不足としか言いようがありません。
称号を取得した業者は資格取得の勉強が済んだなら、遺品整理の品々、特に金銭的価値が低いと思われている物をどうすれば有効利用できるか(適切に売却できるか)を真摯に考えるべきです。
遺品の品々は、業者利益のネタではなく、お客様の資産(のような物)です。
「遺品整理だから」と特別扱いして高額にしたり、ごまかしたり、オプションを並べるのはもうやめましょう。
悪しき習慣はハッキリNO!
この業界(片付けや遺品整理の業界)は、悪しき習慣が根強く残っています。
そして遺品整理の資格も悪しき習慣の一つになりつつある感じがします。
民間企業がつくった協会の称号をあたかも有資格業務の資格のように見せかけています。
称号があれば安心というイメージでお客様の囲い込みシステムを作っています。
イメージが広がることで、取得希望者が増えて、協会ビジネスも儲かります。
称号を取得した業者が素晴らしければとても良い取り組みです。
しかし現実は違います。
称号を取得してもなお、悪しき習慣にしがみつく業者もいます。
称号の取得に限らず、素晴らしい業者はいます。
30以上ある称号の有無に左右されませんように。
この記事が素敵な業者を見つける参考になれば幸いです!
